JAHMAトピックス
光脱毛でのトラブルは、未然に防ぐことが大切です
日本美容健康医療協会はエステ業界の強い味方です
脱毛等のトラブル発生時も安心の体制づくりを目指す
春から始まる紫外線ダメージ
“うつ病”は治療により治る“病気”です〜現代病としての認識〜
冬のお手入れ
知られざる栄養食品 高野豆腐に注目!
アミノ酸が現代人を救う〜様々な分野で効能を発揮〜

 様々なトラブルが報告されている紫外線ですが、100%紫外線を浴びない生活は不可能です。 そこで、いかにダメージを受けないか、また受けたダメージをいかに最小限に抑えられるかが、シミやシワをはじめとした紫外線トラブルの予防につながっていきます。

◆ 夏だけではない? 春から始まる紫外線増加
 紫外線というと多くの方が『夏』を思い浮かべるでしょう。 しかし紫外線の攻撃は春・4月から始まっているのです。 
 紫外線をあびるとお肌が「日焼けする」と思われがちですが、一番の問題はお肌の水分を奪われることなのです。
 肌の乾燥はシワの原因の一つ。 紫外線はお肌の乾燥を引き起こすのです。 さて、紫外線はA波とB波があることは知られていますが、それぞれどんな違いがあるのかについてもう少し詳しくお話しましょう。

◆  紫外線B波(日焼けの原因)
 紫外線B波はお肌にメラニンを作らせ肌を黒くします。 いわゆる日焼けです。 曇り空や窓ガラスも突き抜けてくる紫外線A波に比べると日傘や帽子などで防御できるので、ちょっとした対策で予防できます。
 ただし、日焼け=火傷。 冷やしてから、保水するというケアを行って、お肌の受けたダメージを最小限に抑える習慣を身につけましょう。

◆ 本当に怖い紫外線A波
 お肌の土台である真皮はコラーゲンでできています。 美しいお肌を大きく左右するといわれているコラーゲンの大敵が紫外線A波なのです。 紫外線A波は、この真皮のコラーゲンを直撃・破壊し、破壊された土台からは、弱った肌細胞、つまり保水力の弱い細胞しか生まなくなってしまうのです。 そうすると、お肌のターンオーバー(新陳代謝)も乱れ、古く乾燥した角質がお肌の表面にいつまでも居座り続けるので、最悪の場合、角質肥厚を招きます。
水分不足の角質が、はがれず重なってお肌にとどまる状態は、見た目もガサガサし、透明感もなく、くすんで見える原因となり、当然肌のハリも失ってしまいます。

 紫外線がお肌に与えるダメージは、シミだけでなく乾燥、シワ、タルミまでも引き起こし、あらゆる肌トラブルへつながっていくことをご理解いただけましたでしょうか?

◆  まずは予防
 では、日焼けや乾燥が進む前に最も重要なのは予防策ですが、予防効果を十分に得るためにはファンデーションも日焼け止めもムラにしないことが大きなポイントとなるのです。
 基礎化粧品の段階から、ムラにしないための紫外線対策がはじまめなければなりません。 十分な保水を行ってから、日焼け止めやファンデーションを使う。 この一手間を惜しまずムラなく防御することが後々の大きな差となっていくのです。

◆  日中の化粧直しポイント
 直接紫外線を浴びずとも、オフィスの空調による乾燥が進むケースも多くあります。 水分が奪われたお肌は皮脂が浮いて、衛生的はなくなってしまいます。 きちんと余分な皮脂を取り除いてから化粧直しをしましょう。 皮脂をそのままにすると、酸化して黒くなり、くすみになるのです。
 肌が乾燥した状態は肌の土台そのものを崩し、表面にヨレを生じます。 乾燥したまま放っておくのは、さらなる皮脂の分泌で、ますます崩れやすい状態を作る原因。 土台を整えるためにも化粧水やミストなどで水分補給を行うことを心がけましょう。
 汗をかいた時はもちろん、小マメな化粧直しを心がけ、粧直しはエチケットだけでなく、お肌のリセットと位置づけて、お昼や夕方などにきちんと行いましょう。

◆  予防しきれなかった紫外線ダメージ
 上記のような予防策を十分に行っていても、わずかな紫外線ダメージが蓄積されて気づいたらシミになっていた。 そんなときは思い切って皮膚科や美容外科という『治療』を選択するのも良いかもしれません。

※日本美容健康医療協会新聞より抜粋